神沼の「バキっと雑記」ブログ!

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スッポンを素人が捕まえて、泥抜きしてから鍋にして食べた全記録【非常に美味だった】

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※最初に

現状の法令や都道府県などによる捕獲の可否や方法などはわかりかねます。

また、当時は色々と確認して問題ないという認識で行いましたが、

間違いなく問題なかったという確証も、当時の計画から時間も経っており、

もはや何とも言えないかな

とも思います。

行う際は個人個人が確認の後、自己責任で行ってください。

 

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何年も前の話になる。

私は釣りに行っては釣った魚を食べたりしていた。

それは海の魚もそうだが、川の魚もである。

 

代表的なところで言うと、ブラックバスブルーギルを食べたりしていた。

なぜなら、彼らは本来は食用として持ち込まれたのに、

定期的に駆逐されているのは私の中で!?だったし、

 

「何よりも食べたらどんな味なんだろう!?」

という興味もあったりしたからだ

(いつもいつも食べていたわけではない)

(ただし・・・ブラックバスなどはその場で殺して池から持ち出すことをしていた

→理由は知ってる人は知ってると思う・・なのでくさかったw)

 

さて、前置きは良いとして、

 

スッポンを捕獲しようと思ったまでのいきさつ

 

私はとある日、釣りをしているとスッポンにであった・・・

 

たまに川沿いを散歩していたりすると水面から顔を出しているスッポンに出くわすことはあるのではないだろうか?

 

そして、こんな風にも思った。

「スッポンって高級料理なイメージがあって、

食べたことないけど旨いって聞くよなあ」

 

「なら捕まえて調理して食べてみるか・・・」

 

と。

 

もちろん、このスッポンを捕らえる計画は私一人で実行したわけではない。

 

友人に話したところ興味があるということで一緒行ったのだ。

(仮に行う際は、その川で捕獲していいのかどうかや、どういった方法なら問題ないのかを確認してください)

 

計画を練って、

罠を作り、

泥抜きの手配をして、

調理も自分たちでして生き物(スッポン)に感謝をして頂く。

 

という、日々の生活の中では殺生したものを頂いているという鈍った感覚を、

鮮明にリアルにしてくれた計画でもあった。

 

スッポンを捕獲する罠=ペットボトル罠

この時使ってみた罠は非常に簡単だ。

(罠と言っても釣りである)

ペットボトルの頭付近から針に餌のささ身をつけて、

糸を数メートル伸ばして川の中に投げ入れる。

そのペットボトルの罠には半分くらい水を入れておく(これがミソ)。

その罠を数メートル間隔で何個か配置しておく。

 

後は、獲物がかかってペットボトルが「ボテっ」と倒れるのを暗闇の中(夜に狩りをしました)でひたすら待つ。

 

気を付けないといけないのは、川辺なので夏場などは蛇がいる可能性があることだ。

※マジで気を付けましょう

 

そして、しばらくすると「ボテっ」という音とともに、糸がピンと走る・・・

 

きたっ!!と思って引っ張ってみると、

そこにはミシシッピアカミミガメが餌を食べていた。

正直、この仕掛けで一番難しいのが、外道に亀がかかることだ。。。

(スッポン採ろうとしているので仕方ないが)

うまく口に引っかかってくれていればまだ針をすぐに外せるが、

飲み込んでしまわれたら非常に可哀そうな感じがするのは、もともとずっと亀類を飼っていたからというのもあるのだろう。

亀は結構丸々のみこむ習性があるため、この時は外道でかかった一匹が完全に飲んでしまっており、

本当に申し訳なかったが、外してやることができなかったと記憶している・・・

こういったアクシデントを避けるポイント(取る側にもデメリットになるので)としては、針の大きさを変えて外道が丸々飲み込めない大きさにするという方法があるかもしれない(スッポンの方が口径は明らかに大きいはず)。

 

カメ類が外道で掛った時は、ペットボトルは「ボテっ」っと倒れる。

 

しかし、時に「ポーーーン」と川の中に飛んでいくときがある

最強の外道・・・【ナマズである】

 

ナマズは完全な夜行性の上に、食ったらものすごい勢いで持っていくかつ・・・

釣り竿は使っていないので非常に重い・・・

 

罠が持っていかれて回収ができないというのが最も色々な意味で痛い。

①川にとってゴミになるものが回収できない

②そもそもスッポン狩りの罠の総数が一個減る

③付近の罠に対して暴れるので、しばらく餌に獲物自体がかからなくなる

 

といった痛い外道だ。。。

(ちなみに夏場のナイトのナマズトップゲームは結構面白い)

 

なんどもナマズがかかったりして、

もうあきらめようかとしていたとき・・・

 

「ボテっ」っという音がなる。

 

また亀だろう・・・

という半ば諦めていたなか糸を引くと・・・

 

「重い。。。」

 

もしかするのではないかと、ゆっくりと糸を引いていく。

 

現れたのは手足首を入れると30cmを超えるであろう大物だった。

 

スッポン捕獲時の注意点

スッポンをゆっくりと陸上に上げると、ものすごい勢いで暴れまくった。

それはもうびっくりするくらいのパワーだ。

 

が、このスッポンを入れ物に移して持ち帰らなければならない。

 

注意すべきポイントは、

【スッポンは側面をつかんでも咬んで来る】

ということだ。(首を伸ばせるため)

 

そのため、後ろ足の付け根をしたからすくう様に掴んで移さないと咬まれる。

 

また、もし咬まれた場合は、水中につけてやると離すことも多いと聞くので、

咬まれた場合はそういった対処をしてみてください。

 

(基本的にはスッポンは臆病で用心深い性格をしています)

 

スッポンの泥抜き生活

捕らえたスッポンは泥抜きのため私が預かった。

ゴミバケツのようなそこが大きい容器に水をためて定期的に変えた。

この泥抜きの期間が友人とのタイミングが合わず1カ月近くと長くなってしまい・・・

この時、私は不覚にもこのスッポンを飼っているような感覚になり、

「カメ吉」と名前をつけてしまった・・・

 

これがのちに調理するとき、かなりの心理的な抵抗を生んだ。

 

泥抜き期間は一応なり餌も与えた。

しかし、あまり食べている様子は見られなかったように思う。

警戒していたんだろう。

 

スッポンは結構可愛い。

特大のサイズだったが、小さいやつはもっと可愛いだろう。

一時期スッポンを観賞用で飼ってる人も結構いたように思う。

 

しかし、あくまで私たちは食べるために取ったわけである。

そしてその食す日がやってきた!

 

スッポンを素人が調理できたわけ

念入りにyoutubeなどで調理の仕方を見ておいた。

ただし、最初に首を落とすときに関しては、頭を手づかみすることが難しいと判断し、

タオルを噛ませて引っ張ったのちに出刃を入れて首を落として血抜きをするという方法を取った。

 

よく生き血を飲む云々という話があるが、

寄生虫などがいて危ないので天然ものでは基本してはいけない。

 

この首を落とした時に、名前を付けたことに最も後悔することになった。

うわあ・・・酪農家さんとかって慣れるまでは結構きついんだろうな。

ということも肌身で感じたわけである。

 

簡単に言えば1カ月泥抜きという食べるために世話したスッポンを

目の前で殺生しこれから食らうというのは、

魚を釣ってきて食べるのとはちょっと違った感覚だった。

 

捌き方は、youtubeの動画などを見たら沢山でてくる。

【スッポン 捌き方】なんかで多分最近も沢山上がっていると思う。

ここでは写真も確認したらなかったし動画などもなさそうなので割愛。

(苦手な人は苦手だと思うので)

 

とりあえず捌き終わって、鍋に入れて煮込むと・・・

なんと何も入れてないのにダシがすごい出てる・・・

 

旨い。。。

 

他にも具材を入れて、

せっかくなので甲羅と首やしっぽも煮込んで余すところなく食べようということで、最終的に鍋を装飾して!?

こんな感じの鍋になりました。

 

f:id:kaminuma:20190312211640j:plain

 

「頂きますっ」

 

全体を美味しくいただいて、

ああ、スッポンって本当にめちゃくちゃコラーゲンの塊なんだなと、、、

 

普通にむちゃくちゃ美味しかったです。

 

これが、思い立ってから捕獲・・・そして泥抜き中「カメ吉」と名前を付けてしまい、

その後に悲しい気持ちがありつつもスッポンという食材を頂いた全記録である。

 

今後、現状捕っていいのかの確認であったり、

捕り方とかを再度新バージョンにして行きたいなと思いつつも、

私も友人も時が経ってしまい、結婚したり子供ができたりして

なかなか行けないのは事実だ。

 

ただ、一つ言えるのは・・・

色々な意味で「食」に関して良い経験ができたと思っている。

 

「ご馳走様でした」